- 【科】サナエトンボ科
- 【属】オジロサナエ属
- 【和名】オジロサナエ
- 【学名】Stylogomphus suzukii
胸部にY字状の黒条がはっきりとあるのが特徴。尾部付属器が白いことから尾白サナエと名がついた。日本特産種で青森を除く本州・四国・九州に分布。5月中旬から8月末ころまで見られる。おもに丘陵地や低山地の挺水植物がよく繁茂する清流域に生息。川の中流域で羽化し、近くの林へ移動。成熟するにつれ上流のほうへ移動する。薄くらい木の覆いかぶさるような場所の、石の上などで縄張りをはる。
オス ♂
2024/7/29 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/100 F3.5 ISO 100
2018/6/3 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/4000 F2.8 ISO 1600
メス ♀
2009/7/5 - Canon IXI DIGITAL800 IS 5.8mm 1/640 F2.8
羽 化
2020/6/9 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/320 F2.8 ISO 200
観 察 記
2024年7月29日 念願の成熟オス
昨年から成熟したオスの写真を撮りたくて、何度か生息地に行ったが空振り続きであった。そして、今年も再度チャレンジ。今日は気温40度を越すとの予報だが、今日しか行く日がないため、山間の沢へ向かった。沢は気温も高くなく、時折川ずたいに吹いてくる風が冷たく気持ちがよかった。川を歩いているとコシボソのメスが飛翔している。もう出ているのかと驚いた。そして、木にとまったのでオジロ探しより先にコシボソの撮影を行った。コシボソの撮影を終え沢を歩いていると小さなトンボの未熟個体が飛んだ。ひょっとしてオジロか、しかし、オジロは下流域で羽化して遡上してくるので、ヒメサナエかなといろいろ考えてしまった。まずはその個体を撮影して調べればよいのだが、自分の背より高い位置にとまったので撮影できず確認ができなかった。あまりうろうろして飛ばれてもなかなか戻ってこないから、この場所に椅子を置いてじっと待つことにした。すると5分もたたないうちにサナエが飛んできてとまった。ゆっくりとカメラを向けて確認すると、念願のオジロサナエの成熟オスだった。
2020年6月9日 早とちり
清流ではアオハダトンボやミヤマカワトンボ、コヤマトンボが元気に飛んでいる。コロナ自粛ですっかり身体がなまってしまって、いきなりの30度超えは要注意だ。15時半ころ岸の護岸で羽化殻を探していると、ヤゴがいた。これから羽化をするのかと思い、じっと見ていると背中が割れて羽化が始まった。久しぶりの羽化観察である。しかし何トンボかわからない。殻から完全に出てきた個体の胸部の黒条は一本に見えた。一本だとヒメサナエ、初めてヒメサナエの羽化を見た。いつ見てもトンボの羽化は神秘的で感動ものだ。台風が去って川の状況は一変したが、こうしてトンボが羽化するのを見るとホッとする。そしてブログにアップしたらヒメサナエではなくオジロサナエであるとご教示いただいた。写真をよく見ると、黒条になる部分がY字になっている。もっとよく見ないとダメだなと反省。
2003年8月2日 暗がりの小さなトンボ
コシボソヤンマ目当てで、丘陵地の薄暗い河へ出かけた。まだ時間は早くコシボソはいないが河原に足を踏み入れ移動すると、地面から飛び立っていくトンボが何頭かいた。暗がりなのでなんだかよくわからない。歩く度に飛び立つのでネットインして調べてみた。すると小さなサナエトンボ、オジロサナエだ。ほんとうに小さく、これを暗がりで肉眼で見つけるのは厳しいと思った。初撮影は岩にとめて撮影するかたちとなった。

