- 【科】サナエトンボ科
- 【属】ヒメサナエ属
- 【和名】ヒメサナエ
- 【学名】Sinogomphus flavolimbatus
腹部が細くて小さく可憐なトンボなので姫サナエと名がついたんでしょう。河川の中流域で羽化した個体は、夏が近づくにつれ上流へ移動する。山間の渓流や河川の上・中流域に生息。オジロサナエと同じで、上付属器が白い。オジロサナエは胸部の黒条がY字になっているが、ヒメサナエは、黒条1本が下から上までつながっており、その前部の黒条は途中で途切れる。5月下旬から9月中旬まで見られる。
オス ♂
2013/6/25 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/2000 F2.8 ISO 200 LrC
2013/6/25 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/400 F2.8 ISO 200 LrC
2013/6/25 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/640 F2.8 ISO 200 LrC
メス ♀
2013/6/25 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/500 F2.8 ISO 200 LrC
2013/6/25 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/320 F2.8 ISO 200 LrC
観 察 記
2013年6月25日 記憶喪失?
グンバイトンボの撮影の帰りにヒメサナエの産地に寄ることにした。4年ぶりとあって、場所の記憶がだいぶ薄くなっていた。何度も道を間違えたのである。歳ですね、ナビも壊れて機能せず、勘を頼りに走り、ようやく見つけた。そして、以前撮影した沢へ向かうと、姫はいつも通りたくさんいてくれた。
2009年7月5日 ようやく初撮影
渓流のサナエの中ではなかなか撮影ができていなかった種である。このトンボを撮ろうと思って出かけても時期が終盤にはいっており、なかなか見つけることができなかった。グンバイトンボの撮影で出かけ、その川の上流に足をのばしたら、ヒメサナエが群れていた。胸部写真を撮影し、ヒメサナエであることを確認、オス・メス両方写真を撮ることができた。長きに渡りようやく撮影できた。通常なら見過ごすような所に、なんとなく寄ってみたらこんなにたくさんいるなんて驚きだ。運が良かったと思うしかない。