- 【科】サナエトンボ科
- 【属】ホソサナエ属
- 【和名】ヒメホソサナエ
- 【学名】Leptogomphus yayeyamensis
オス・メスとも腹部が細いサナエ。たいがいメスは腹部が太いが、このサナエはメスの腹部は細く、一見オスと間違えそうになる。台湾に分布するホソサナエの八重山諸島の特産種で、石垣島と西表島にのみ生息している。山間の森林に囲まれた陰湿な流れに生息。4月中旬ころから8月下旬ころまで見られる。
オス ♂
2024/5/17 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/125 F3.2 ISO 200 LrC
2023/5/28 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 180mm 1/400 F5.6 ISO 400 LrC
メス ♀
2023/5/26 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 180mm 1/400 F5.6 ISO 400 LrC
2023/5/26 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/640 F2.8 ISO 400 LrC
観 察 記
2023年5月26日 初々しい
於茂登岳を登っていると、開けた登山道で出くわす。この時期まだ初々しい個体が多い。鮮やかな黄色の体色と緑色の複眼が綺麗だ。以前訪問した時は、登山道入り口付近にも結構いたが、今回は山の中腹くらいにいた。最終日には自然公園の中でも見かけたが、こちらも初々しい個体。トンボは初々しい状態がとても美しく感じる。
2008年8月29日 負傷
石垣で行ったことがなかった渓流に向かい散策。沢へ行くと草むらに弱々しく飛び立つサナエがいた。ヒメホソサナエである。ただでさえ、弱々しいのに、どうしたことかと観察していると右前足が負傷していた。自然界は厳しい。
2006年5月19日 わくわくする島
西表島へ2度目のトンボ観察。わくわく感はたまらないものがある。大人になっても子供のような気持ちになる。石垣島から50分近く船に乗って大原港へ。そしてレンタカーを借り出発。林道に到着し歩いていると、清流域のそばの草むらにいた。近づいても逃げる気配なし。このトンボは警戒心が全くないですね。ヒメサナエもそうだが、ヒメがつくサナエは撮影がしやすい。