チビカワトンボ

  • 【科】ミナミカワトンボ科
  • 【属】ヒメカワトンボ属
  • 【原名亜種】ヒメカワトンボ
  • 【和名】チビカワトンボ
  • 【学名】Bayadera ishigakiana

八重山諸島の特産亜種で石垣島と西表島にのみ生息。名前のとおり小さなカワトンボ。おもに山間の森林に囲まれた暗い源流域に生息。オスは成熟するにつれ、全身に白粉が生じてくる。オスは渓流の岩の上や木の枝先に静止し縄張りをはる。

オス ♂

チビカワトンボ

2023/5/26 - SONY α99M2 Distagon T* 24mm F2 ZA SSM 24mm 1/125 F5.6 ISO 400 LrC

チビカワトンボ

2023/5/26 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/160 F2.8 ISO 400 LrC

チビカワトンボ

2023/5/26 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/160 F2.8 ISO 400 LrC

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観 察 記

2023年5月26日 寝不足の登山はきつい

コロナで何度もキャンセルを余儀なくされた石垣島だが、ようやく念願かなって行くことができた。この時期を選んだのはチビカワトンボを撮影したかったからだ。しかし台風2号が発生し、またキャンセルかと思ったが進むのがかなり遅くギリギリ間に合いそうだった。一週間前からは天気予報ばかりを気にする日々だった。早朝の石垣直行便に乗る為には羽田のそばのホテルで前泊。久しぶりの石垣とあって、なかなか寝られなかった。台風の影響で日程を1日短縮したため、移動初日に於茂登岳登山をすることにした。石垣空港に無事到着すると、台風が近づいているとは思えない快晴の天気だ。早速レンタカーを借り於茂登岳へ直行。道中コンビニ等はないため、自販機で水分を購入。実は、空港で買うのを忘れてしまったのだ。30分もかからないうちに登山口へ到着。車の中でスーツケースや大型リュックを開け、トンボ撮影モードに着替えるのと登山の準備をする。この原生林はハブや毒虫、ヤマビルなどが生息しているため、重装備をする。途中沢があるのでレインブーツで登ることにした。

観察記

30分で到着したが

石垣島は好天続きだったせいか、恐れていたヤマビルの姿はない。むしろ登山道は乾いていた。しかし急斜面が多く寝不足の身体にはこたえる。登山道にはクロイワカワトンボやヒメホソサナエがいるが撮影する気力が全くない。この先どこまで行けば滝は出てくるのか、もうあきらめて引き返そうかと思ってしまうほど、このまとわりつく暑さと寝不足と腹が減ってきたので気力がかなり落ちてきた。その時、外人のカップルの方が降りてきたので滝までどのくらいか聞いてみると、すぐそこと教えてくれた。少し気力が戻り登ると、本当にすぐそこだった。滝に到着し、ヤマビルがいないか確認し岩に腰をすえて休憩。登山は、時間にして30分程度だったが、長く感じた。すると目の前の岩にチビカワトンボがとまっていた。しかし、すぐに撮影はできなかった。それぐらいきつかった。台風がなければ登山は体調が整う最後の方に予定をしていたが、急遽変更となったため、強行軍となった。500m級の山でもあなどってはいけない。

観察記