【科】カワトンボ科

【属】タイワンハグロトンボ属

【和名】リュウキュウハグロトンボ
【学名】Matrona basilaris
 

タイワンハグロトンボ(シナハグロトンボ)の琉球列島亜種。ハグロトンボというよりは、アオハダトンボを大型化したトンボです。金緑色に輝く金属光沢がとてもきれいで、翅の基部から広がる深い青色に輝く部分の大きさで型が分かれます。

・沖縄本島型・・・翅の表面の青色に輝く部分が広い

・奄美大島型・・・翅の表面の青色に輝く部分が狭い

奄美大島から沖縄本島に分布し、山間の森林に囲まれた薄くらい渓流などに生息してます。2月から12月ころまで見ることができます。

 

 

沖縄本島型の雄は翅の青色に輝く部分が、奄美大島型の半分程度です。金緑色に輝く胸部から腹部にかけて、アオハダトンボに似てます。

 

沖縄北部

2016年9月3日撮影

 

沖縄北部

2016年9月3日撮影

 

 

奄美大島型の雌です。翅は黒褐色をしており、偽縁紋があります。胸部は金属光沢色をしてますが、腹部はくすんだ黒色で、雄のようなきれいな輝きはりません。水辺から離れた薄暗い場所に数頭で群れていました。

 

奄美大島

2006年7月15日撮影

 
 

9年ぶりのリュウキュウハグロ。渓流域には必ずといっていいほどすぐに出迎えてくれます。しかし、このトンボ、警戒心が強くすぐに逃げてしまいます。他のカワトンボも同じですね〜。根気勝負の始まりです。久しぶりのやんばるトンボ三昧ツアーの最初の撮影種です。アオハダ同様、翅の光沢がたまりません。ですが、今回の場所は木に囲まれ、暗く太陽光にあたった翅の撮影ができません。タイトなタイムスケジュールの中、なんとか撮影したのを載せてみました。雌もいたのですが、崖の先に止まっていてあきらめました。できるだけ未観察種に時間をとりたいので次の目的地へ移動です。

(2016.9.3)

 

沖縄本島で二度目の出会い。翅のきれいな雄にびっくりです。奄美のときは気づかなかったのですが、アオハダのような翅にびっくりです。しかし沖縄産より奄美産のほうが翅の青藍色部分が多いので、奄美のときに邪険にしてしまったつけがのちのち後悔することになってしまった。いつもそうなのだが、見たことがない種にばかり気が向いてしまい、一度観察した種は後回しにしてしまう。そして忘れて撮影せずに帰ってしまう。なんともったいない 。

(2007.7.16)

 

奄美大島の森林の中にある遊歩道に雌がよく止まってます。水辺から離れたところによく雌はいるのだが、遊歩道などあまりよいシチュエーションではなく、せっかく出会えた初めての個体なのに撮影に気合いがはいりませんでした。適当に撮影を済ますと、その先にある滝に早く行きたく、急ぎ足で遊歩道を進みました。かなり陽も落ちてきて、滝に到着したときは薄くらく撮影が困難な状況になってしまいました。しかし、いきなり目の前でミナミヤンマが飛び立ったときはがっかりしました。

自分の足下にしばらく止っていたなんて、でも見つけたからと言ってこの暗さじゃ厳しですね。仕事を終えてから、車で急いで目的地にむかったのでしかたありませんね。

(2006.7.15)