【科】カワトンボ科

【属】カワトンボ属

【和名】アサヒナカワトンボ
【学名】Mnais pruinosa
 

DNA解析でようやく2型でおちついたカワトンボ。ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボに分けられました。

・オオカワトンボ→オオカワトンボ→ニホンカワトンボ

・ヒガシカワトンボ→オオカワトンボ→ニホンカワトンボ

・ニシカワトンボ→カワトンボ→アサヒナカワトンボ

ニホンカワトンボと何が違うかはよくわかりませんが、特に関東圏には混在してる地域もあり、専門家による生息場所の分類が進んでいるため、こちらは撮影した場所でアサヒナカワトンボとさせていただきました。アサヒナカワトンボは翅の色が特徴的で、雄は橙色をした翅と無色の翅の2種類存在します。地方にはこの橙色の翅がより茶色かったり、白かったりと地域によって変異があります。平地や丘陵地の挺水植物が繁茂する清流に生息しており、新潟・群馬・埼玉・千葉から西の本州から九州まで広く分布しており、 4月上旬から9月ころまで見られます。

 
 

鮮やかな橙色の翅になった雄は、金属光沢の体に白い粉をまとうようになります。写真の固体は、白い粉が出始めている固体です。

 

橙色翅型

2015年5月10日撮影

 

無色翅型は未熟から成熟まで翅は無色のままで縁紋だけが茶色くなります。胸部から腹部にかけてと、腹部先端部に白粉が帯びてきます。まだ、羽化して間もない固体は下の写真のように金緑色が輝いてきれいです。成熟するにつれ、体色も緑色がうすれ、白粉が出てきます。

 

無色翅型(羽化後の若い固体)

2015年5月10日撮影

 

無色翅型(成熟するにつれ少しずつ白粉がふいてきてます)

2015年5月10日撮影

 

 

雌はあざやかな金属光沢色をしており、縁紋は白です。

 
 

2015年5月10日撮影

 
 

ムカシトンボの撮影で渓流に行くと、必ず若い固体に出会う。その若い固体のきれいなボディは、撮影していて魅了されてしまう。翅の色が2種類、未熟と成熟で体色が違ったりと、この時期、バラエティにとんだカワトンボは 、撮影を楽しませてくれる。

(2015.5.10)

 

このカワトンボは専門家が調べてくれた生息地情報によってしか見分けることができない。アサヒナもニホンカワトンボも見た目は全く同じ。いつかは、採集して並べて詳しく調べてみたいのだが、専門家がDNA鑑定にまで持ち込むほどなので、やっぱやめておくことにした。実は、初めて撮影したカワトンボがこのアサヒナカワトンボである。当初はヒガシカワトンボと言われており、きれいな橙色の翅をしたのを追っかけて撮影に燃えていた。すると今度は翅の透明なものもいたり、今度は雌かと思い撮影する。しかし、後で図鑑で調べたら、いろんな翅型があることがわかった。それどころか、日本各地で焦げ茶がいたり白翅がいたりと、なんでこんなに地域変異があるんだろ?と思いすごく興味がわいてきたトンボの一つです。

(2003.6.9)