【科】イトトンボ科

【属】エゾイトトンボ属

【和名】オゼイトトンボ
【学名】Coenagrion terue
 

エゾイトトンボに非常によく似ているイトトンボです。東北日本の特産種で、北海道及び本州では南限が茨城・栃木となってます。山地の湿地生植物がよく繁茂する、湿原的な池沼や湧水がでるような小川などに生息してます。南限域では、きれいな小川が隣接するような池でも見られます。5月下旬から8月中旬ころまで見られます。名前は生息地にちなんでつけられたそうですが、尾瀬にはいっぱいいるのでしょうね。

 
 

雄の体はきれいなブルーが主体ですが、黒い条が1節の部分の7割ほどをしめてます。エゾイトトンボに非常に似ているのですが、腹部第2節の黒条がカナダの国旗の真ん中のもみじみたいな模様で区別することができます。眼後紋もエゾイトトンボやオオイトトンボに似ており、非常に大きな形をしています。

 
 

2010年7月11日撮影

 
 

イトトンボの特徴である、連結しながら、雌が植物に産卵します。

 
 

2007年5月20日撮影

 
 

実は最初の撮影を尾瀬でと企んでいた。ある日、ムカシヤンマを撮影しようと行った所に池があった。そこにはホソミオツネンとクロスジギンヤンマがいた。ムカシヤンマは白いのを好むのでやってきそうな場所に網を置いてその出現を待った。しかし待ち続けてもムカシヤンマは現れない。池にいるホソミオツネンでも撮影するか〜と池に近づき格闘する。すると、すーっと見たことのない連結個体が目の前に突然現れた。最初はオオイトだろうと思っていたが、よくよく見てみると腹部の模様が違う。ひょっとしてオゼ?と思いホソミオツネンを捨て、こちらのトンボ観察に切り替える。近づくとすぐに逃げられ、あまり良い写真は撮れなかった。しかし、のちにこれがオゼイトとわかり驚いた。全く頭になかった種がこんなところにいるんだと。本場の尾瀬で撮影できる日を夢見て 。

(2009.5.5)