【科】イトトンボ科

【属】クロイトトンボ属

【和名】オオイトトンボ
【学名】Cercion sieboldii

 

名前を聞くと、かなりでかいイトトンボかと思いますが実はそんなに大きくありません。ただ、よく同じ池に生息するクロイトトンボなどと比較すると大きく感じます。さて、このトンボはムスジイトトンボ・セスジイトトンボとかなり似ています。ムスジイトトンボは比較敵暖かい地方に生息し、沖縄県石垣島・宮古島にも生息しています。セスジとムスジは同じような池でよく見かけるのですが、オオイトだけは少なく感じます。古くからある挺水植物の豊かな池や沼に生息しているため、そのような環境が少なくなっているのも影響しているのでしょうか。志賀高原のような標高の高い寒冷地にも生息してます。

 

 

雄の体は全体的にきれいな空色をしていますが、クロイト属の特徴でもある腹部の黒条は、黒い 部分のほうが多いです。

 

 

2008年8月16日撮影

 

眼後紋の間に同じ色の筋が入るのが特徴です。ムスジもセスジもこの筋がありません。この筋がはいる種としてはオゼイトトンボがいます。しかしオオイトは側面の黒条が途中まで太く、オゼイトは側面の黒条が細くて薄い。雄は、たいがいこの部分で見分けることができます。

 

 

2008年8月16日撮影

 

 

雌も雄と同じような色の同色型と草色をしたものとの2種類存在します。

 

 

2015年5月30日撮影

 

 

生息している池などでは、他の種に比べて少なく感じます。尾部先端のうさぎの耳のような黒条がとてもかわいらしいです。最初に撮影したときはオオイトと知らず、適当に撮っていたら、たまたままぎれていたという感じ。その次に撮影したときは別のトンボが目的で生息地に行き、目的のトンボに会えずたまたま目の前にいたオオイトを撮影。その次も同じくオオモノサシの撮影ついでに撮影できた。志賀高原も霧のかかる池で朝露にまみれた同色型の雌を発見。なぜかオオイト目的で撮影に行っていないことがわかり、なにかのついでに撮影していることに気づいた。このトンボの雌は同色型と異色型があり、次回はその辺に注意してオオイト目的で撮影してみたいと思います。

(2009.7.19)