【科】イトトンボ科

【属】モートンイトトンボ属

【和名】モートンイトトンボ
【学名】Mortonagrion selenion

 

このイトトンボは、非常に小さく、ヒメイトトンボに似ています。ヒメイトトンボは南西諸島にしか生息していないので区別がつきます。雄の腹部は尾部にいくほど、オレンジ色が濃くなります。北海道南部から九州・四国まで分布してますが、生息地は局地的で準絶滅危惧種になるほど個体数が減ってます。平地や丘陵地の湿地などに生息しており、5月から7月下旬ころまで見られます。この名前はイギリスのとんぼ学者Kenneth J Morton(1858〜19400)に捧げられたものです。

 

 

眼後紋が三日月のような形で水色をしており、胸部は緑色に黒条、腹部はオレンジ色と、実にカラフルなイトトンボです。

 

 

2012年6月10日撮影

 

 

2010年6月6日撮影

 

 

雌は成熟すると若草色になります。眼後紋が、猫の目のように縦に長いのが特徴です。

 

 

2010年5月22日撮影

 

 

2012年6月10日撮影

 

 

名前がかわいらしいこのトンボ。実物はもっとかわいいです。しかし、このトンボは湿地に生息しており、撮影にはかなり気を遣います。それゆえこの小ささ、かなり大変です。雄の腹部は未熟の時のオレンジが成熟してもそのまま残って、いい感じの色合いになります。しかも眼後紋は逆ハート型。雌の眼後紋は猫の眼に似ていて、これも魅力的です。ますます撮影がおもしろく、気がつくとかなりの時間がたってしまっていたこともしばしば。こんなかわいいトンボが生息するところが徐々に消失していくのがとても悲しいです。

(2010.6.6)