【科】イトトンボ科

【属】ヒメイトトンボ属

【和名】コフキヒメイトトンボ
【学名】Agriocnemis femina oryzae

 

ヒメイトトンボに酷似した、かなり小さなイトトンボです。九州・四国・南西諸島には普通に見られるトンボですが、本州では中国地方で希に見られる程度です。私が石垣島で、ヒメイトトンボとコフキヒメイトトンボの生息場所で感じた違いは、ヒメイトトンボのほうが、コフキヒメイトトンボよりやや上流のほうに生息しているように思えます。同じ水系でもヒメイトトンボは、上流域の草地や湿地に生息し、コフキヒメのほうは、やや下流域の水田や水路に生息しています。両種の大きな違いは、雄が成熟するにつれ、体と顔面に白い粉を帯び始めることです。粉が吹く前の雄の違いは、下記写真にまとめてみましたので参考にしてください。

 

 

雄の半成熟は、一番ヒメイトトンボに酷似している状態です。尾部付属器に特徴がありますが、このトンボはヒメイトトンボについで、小さいとんぼですので肉眼で、見極めるのはかなり難しいです。尾部下付属器が長いのが特徴で、ヒメイトのほうが上付属器が長いので、そこで見分けがつきます。成熟(老熟?)してくると写真のように胸部から足にかけてと、顔面の一部に塩がふいたような白い粉をまといます。けずってなめてみたくなるような・・・(私だけ?)

 

 

2008年10月2日撮影

 

 

2008年8月29日撮影

 

 

雌の未熟個体は全身真っ赤です。未熟はオレンジ色になるイトトンボが多いなかで、かなり赤みが強い感じがするイトトンボです。かなり目立つせいか、すぐに草の中へ隠れてしまいます。成熟していくにつれ赤味がなくなり、緑色に変化していきます。頭部と胸部の間に突起があるのも特徴のひとつで、ヒメイトトンボには突起はありません。

 

 

2008年10月2日撮影

 

 

初撮影から3年後の2008年、石垣島で用水路脇の草むらに普通に生息していたのには驚いた。車を止めて下草にいる本種を何の苦労もせずに撮影ができたのである。ヒメイトトンボと混在する場合があるが、成熟したものは写真のように粉がふいているので区別がつきます。粉を吹くトンボは多数いますが、このように塩がふいたようなみごとな粉吹きはめずらしいですね。舐めたらしょっぱいのかな〜。

(2008.8.29)

 

西表島をドライブしていると、湿地があったので車を止めて様子を見ると、コフキヒメがいた。なんて小さいんだろう。あまりの小ささに撮影も難しく、うんこ座りで、しかも湿地なので長時間同じ場所にいると靴が沈み浸水してしまうのである。というのも、ただの観光で行ったので、普通の靴で湿地に入ってしまったので濡れてしまったのである。

(2005.7.24)