- 【科】イトトンボ科
- 【属】エゾイトトンボ属
- 【和名】キタイトトンボ
- 【学名】Coenagrion ecornutum
日本に生息するエゾイトトンボ属のなかで一番小さい。北海道にのみ分布しており、挺水植物が繁茂する寒冷な湿原や池沼などに生息。6月下旬ころから出現し9月中旬ころまで見られる。同属の中でオゼイトトンボに非常によく似ているため、混生するような場所では注意が必要だ。オスの胸部は黄緑色だが、青味の強い個体もいる。メスは「青色型」と「緑色型」の2型が存在する。
オス ♂

2025/6/20 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/200 F5.6 ISO 100

2025/6/19 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/400 F5.6 ISO 400

2025/6/20 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/2500 F2.8 ISO 100

2025/6/20 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/2000 F2.8 ISO 160
メス ♀
緑色型

2025/6/20 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 230mm 1/400 F5.6 ISO 200
緑色型

2025/6/20 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/2000 F5.6 ISO 640
青色型

2025/6/19 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/200 F5.6 ISO 100
連 結
緑色型メス

2025/6/20 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/2500 F2.8 ISO 100
青色型メス

2025/6/20 - SONY α99M2 SAL100M28 100mm F2.8Macro 1/2500 F2.8 ISO 100
観 察 記
2025年6月19日 北の大地
生まれ育った北海道の地で、トンボ観察メインで訪問するのは初めてだ。今回観察する種のほとんどがイトトンボで、北海道にしかいない種がメインだ。その中で多様な水辺に生息するキタイトンボは、胸部が黄緑色をしていて独特な雰囲気がある。遠征であちらこちらの水辺に行ったが、ほとんどの水辺で観察することができた。それにしても北の大地は移動が長い。道路はほぼ直線で信号機がなかなか出てこない。普通に60kmで走行していると、バンバン抜かれていく。皆さんいったい何kmで走っているのか、一般道なのに恐ろしい。道路に急ブレーキのタイヤ痕があちらこちらにあるが100mクラスが何本もある。エゾシカの飛び出しで急ブレーキをかけたか。昔から「ゆっくり走ろう北海道」というキャッチフレーズがある。のどかな大地をのんびり走るのも現実逃避によいと思う。
