【科】イトトンボ科

【属】エゾイトトンボ属

【和名】エゾイトトンボ
【学名】Coenagrion lanceolatum

 

北海道(蝦夷)でごく普通に見られるイトトンボ。本州では東北地方から中部山岳地域など、寒冷地の挺水植物が繁茂する湿原や滞水などに生息し、6月ころから羽化し始めます。同属の中ではオゼイトトンボに非常に似てます。

 

 

オゼイトトンボに似すぎて困るエゾイトトンボ。しかも混生するのでさらにぱっと見ではわかりません。腹部第2節がトランプのスペードの柄に似ているところで見分けるのが早いです。発生時期になると、池のまわりの草地を歩くと、雄がたくさん出てきます。

 

 

2010年7月11日撮影

 

 

2010年7月11日撮影

 

 

池のほとりの草むらに雄と雌のつがいが仲良く散歩しておりました。移精する場所が決まるまで、雌を引き連れまわしている感じです。

 

 

2010年7月11日撮影

 

 

2012年6月3日撮影

 

 

2012年6月、約6年ぶりに旭川に帰省、トンボがいそうな溜め池を散策することができた。道路脇にある農業用の溜池だが、土手に上がる手前の草わらにはエゾイトトンボがいる。2007年に行ったときは全く見られなかったのだが、今回はものすごい数。旭川では6月前半が全盛なのかもしれない。

(2012.6.3)

 

旭川に住んでいた頃、近所の池にたくさんいたトンボ。今はじゃぶ池に変わりその姿は全くありません。2007年に家族で里帰りしたときに、息子とその池に行ったがやはり何もいませんでした。最終日に家族で弟夫婦がすすめる自然公園に行ってとんぼ観察をするがエゾ系のイトトンボはいませんでした。北海道ではごく普通に見られると記述したのですが、全く見られないのには驚きです。行くところに行けばいるのでしょうが、それはとても悲しい現実かもしれません。さて初めて観察することができたエゾイトは高層湿原まで足をのばさないと見れません。しかも雨がぱらつく天気の中、ようやく見つけたのは1匹だけでした。

(2007.7.29)