【科】イトトンボ科

【属】アオモンイトトンボ属

【和名】アオモンイトトンボ
【学名】Ischnura senegalensis

 

マンシュウイトトンボに非常に似たトンボですが、両者は生息地域が違い混在することはありません。岩手県以南の太平洋側の池や沼に広く分布しており南西諸島にまで生息しますが、日本海側でも希に局地的に生息しています。このトンボは同属のアジアイトトンボとよく間違えられます。混在する池や沼では、まず初春にアジアイトトンボが多数出現します。のちにアオモンイトトンボが出現してくると、勢力図がいっぺんに変わります。ほとんどアオモンイトトンボの天下になります。雌の未熟個体はオレンジ色をしています。成熟した個体にはすすけた草色の型と雄と同じ色をした型の2種類存在します。

 

 

アジアイトトンボに非常によく似ています。見分ける方法は、紋の位置にあります。アジアイトトンボは腹部第9節に紋がありますが、アオモンの場合は第8節にあります。

 

 

2017年9月18日撮影

 

 

同色型の雌は雄とそっくりです。副性器がないので見分けることができますが、ぱっと見ではまるで雄ですね。同色型の未熟もオレンジなのか?ちょっと調べてみたい気がしますね。

 

 

2008年6月7日撮影

 

 

雌の3タイプの交尾態を写真に撮る事ができた。イトトンボの交尾には雌がまだ未熟なのに交尾をしている姿を良く見る。アオモンイトトンボの雌の未熟は、体色がオレンジ色をしているのですぐにわかります。成熟した雌は、雄と同じ色をした同色型と若草色をした異色型が存在します。

 

雌が未熟の交尾

2009年9月22日撮影

 

雌が異色型の交尾

2009年9月22日撮影

 

雌が同色型の交尾

2009年9月22日撮影

 
 

同色型の雌の存在で、バリエーションが実に多いイトトンボ。異色型があたりまえのように感じるのですが、生息地に行くと同色型の雌のほうが多いように感じます。未熟も入れると、実に3パターンの交尾隊が草むらに出現します。これが同じ種かと思ってしまうほど不思議な光景です。同色型は雄と全く同じで単独でいると雄と勘違いしてしまいます。なぜこの同色型が存在するのかは非常に興味がわくところです。

(2008.6.7)