- 【科】ヤマトンボ科
- 【属】オオヤマトンボ属
- 【和名】オオヤマトンボ
- 【学名】Epitheca marginata
ヤマトンボの仲間では最大級の大きさ。開放的な大きな池や沼の水面を飛ぶ姿は圧巻だ。一見オニヤンマと間違えてしまうほど大きい。以前はエゾトンボ科だったが、近年ヤマトンボ科へ分類された。北海道から南西諸島まで幅広く分布している。夕方になると水辺を離れたところで黄昏飛翔をしている。
オス ♂
2021/5/30 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/2500 F5.6 ISO 4000 LrC
2016/6/26 - SONY α55 SAL100M28 100mm F2.8Macro 100mm 1/1000 F4.0 ISO 200 LrC
2010/6/27 - SONY α55 DT18-200mm 160mm 1/500 F6.3 ISO 400 LrC
メス ♀
2021/7/25 - SONY α99M2 SAL70-300mm F4.5-5.6 G SSMⅡ 300mm 1/200 F5.6 ISO 200 LrC
観 察 記
2021年5月30日 若いが迫力満点
このトンボが出てくると池はにぎやかになる。数頭、徘徊飛行している中に黄色味の強いのがいた。撮影してみるとまだ若い個体のようだ。複眼もまだ完全な金緑色ではなく黄緑色。翅の外縁部がまだ黄色い。それでも池の主のように堂々と飛んでいた。
2016年6月26日 バッテリーを忘れてしまった
午前中オオモノサシを撮影しに出かける。現地に到着しファインダーを覗くと何か変だ。なんとバッテリーがない。昨晩充電し、カメラに入れ忘れて出かけてしまったのだ。仕方がないのですぐに家に戻る。今日はトンボ撮影にあまり時間がとれないので近所の池でオオヤマの飛翔撮影をすることにした。池ではウチワヤンマやオオヤマトンボが元気に飛んでいる。オオヤマの飛翔撮影をしているとこんな写真が撮れた。旋回をするシーンだが身体は横になっているが頭は水平だ。
2010年6月27日 初めて見たホバリング
いつものようにオオヤマの飛翔撮影にチャレンジしていた。すると、撮影していた隣のヨシでガサガサと音がする。ふと見るとオオヤマがホバリングしている。今までオオヤマトンボがホバリングしている姿は見たことがなかった。あわててホバリングしているオオヤマにカメラを向ける。なぜホバリングしているのかがわかった。メスの産卵を警護しているだ。こんなチャンスは最初で最後かもしれない。1分程度その場にいてくれたのでなんとか撮影することができた。いつもは池の岸辺をゆうゆうと飛ぶ姿しか撮影してなかったが、まさかオオヤマのホバリングの撮影ができるとは全く思っていなかったので、とても嬉しかった。あとから思ったのだが、メスの写真が1枚もない。メスの産卵シーンが撮れればもっとよかったのだが、葦の中で足場も悪く産卵を目視することはできなかった。
2002年7月20日 オニヤンマと間違えて
近所の池でこのトンボを初めて見たとき、家族にオニヤンマだと嘘をついてしまった。子供の網を借りてネットインして見たときもオニヤンマだと思っていたのだが、子供に買ってあげた「水辺の昆虫」を見て、初めてオオヤマトンボだということがわかった。あまりの大きさにオニヤンマと勘違いした。これを機にもっとトンボについて勉強しなきゃという思いが強くなった。