- 【科】ヤマトンボ科
- 【属】コヤマトンボ属
- 【和名】キイロヤマトンボ
- 【学名】Macromia daimoji
福島県以南の本州および九州に分布し、近年は宮城県からも生息が確認されている。生息地は局地的で、比較的珍しい種。丘陵地から低山地の清流に生息し、5月下旬から8月上旬にかけて見られる。コヤマトンボに類似するが、腹部第3節の黄色斑が斜めに二分されること、全体に黄色味が強いこと、腹部がより細長いことなどで区別できる。
オス ♂
2026/6/6 - SONY α99M2 SAL135F18Z 135mm 1/8000 F7.1 ISO 5000
2026/6/6 - SONY α99M2 SAL135F18Z 135mm 1/8000 F7.1 ISO 5000
2026/6/6 - SONY α99M2 SAL135F18Z 135mm 1/5000 F7.1 ISO 2500
観 察 記
2026年6月6日 10年目でようやく
関東に生息するトンボの中で、最後の未撮影種となっていたキイロヤマトンボ。苦節10年、ようやく撮影することができた。本種は生息地が限られるうえ個体数も少なく、観察難易度はかなり高い。これまで何度も挑戦してきたが縁に恵まれず、気がつけば10年という歳月が流れていた。そして本日、生息地へ向かったところ、ついにその姿を撮影することができたのである。今回撮影できた背景には、ここ数年で生息が確認される河川が増えてきたことも大きい。なぜ分布が広がったのかは分からないが、観察者としては喜ばしい限りである。しかし、その一方で気がかりなこともある。キイロヤマトンボは人気の高い種類だけに、採集目的で訪れる人も少なくない。せっかく個体数や生息地が回復傾向にあるように見えても、過度な採集圧によって再び減少してしまうのではないかと不安を感じてしまう。まずは10年越しの目標を達成できたことを素直に喜びたい。そして、この美しいトンボがこれからも安定して生息し続けてくれることを願うばかりである。

