【科】エゾトンボ科

【属】エゾトンボ属

【和名】ハネビロエゾトンボ
【学名】Somatochlora clavata
 

エゾトンボ属の中では最大のトンボ。このエゾトンボの仲間は似たりよったりでなかなか見分けるのが大変です。しかし生息場所が異なっているのであらかた区別がつきます。北海道から四国・九州まで幅広く分布しており、6月上旬から10月初めころまで見られます。おもに丘陵地や低山地の湿地や湿原の細い清流など挺水植物が繁茂した緩流などに生息しております。このトンボはよくホバリングをします。じっくり雌を探しているんでしょうね、探し疲れるとすぐに休憩します。

 

 
おおよそ、1m置きにホバリングしては移動の繰り返し!雌探しに忙しいとんぼです。
 
 

2013年8月15日撮影

 
 

2013年8月15日撮影

 
 

お盆休みに撮影に行っているんですね〜、写真の日時を見てふと思いました。ここのところ猛暑を超えて炎暑という言葉まで使われているほど暑い日本列島。それでもこのトンボの撮影をしたく、熱中症に注意しながら行くのである。このトンボは、この時期すでに老熟している固体も多く、翅に蜘蛛の巣がついているのが結構します。もっと早い時期がいいのかも知れませんが、なかなかその時期は、他のトンボに目をとらてしまいます。さて、今回は早朝早くに出発し、現地には8時到着。すでに暑い、30度を超えている。誰もいない、静かな環境。生息場所へ行くといました。朝は元気なのか、ホバリングはあまりせず、縄張り飛翔をしていて、飛翔撮影がつらい。しかも鬼や塩辛とバトルをし、せわしない。今日は気合を入れて朝から来たのに、しかも日陰なのに暑くてバテそう。結局、狭い水路をホバリングし始めたのは昼過ぎ。それまで、通常の飛翔撮影で右に左にせわしなくカメラを振り回して連写していて汗びっしょり。しかも倒れそう、なんとか昼過ぎのホバリングでピントがあった写真が数枚撮れたので、退散。結局5時間も同じ場所でふんばっていた。帰ってからパソコンにデータを取り込み撮影枚数を見たら1200枚を超えていた。そのうち保存したのは30枚ほど、あとはゴミ箱へと消えていった。

(2013.8.15)

 

噂では聞いていたが、これほどホバリング撮影をしやすいトンボとはびっくりである。そんな撮りやすいトンボをピンボケしているようじゃダメダメですね。しかも、すぐに休憩するので実にいいトンボです。しかしながら、このハネビロエゾトンボは個体数が激減し絶滅危惧種に指定されてしまいました。

(2005.8.14)